弦の調を変えるためのペダル、ニーレバー(膝レバー)で音程を調整するベンド機構を備えた大型のスタンドタイプをペダルスティール・ギター(pedal steel guitar)という -Wikipedia
snarky pupprのギタリストのうちの一人、mark lettieriの2016年ソロアルバムです。それまでソロアルバムはストレートなビートも多くてロック/フージョンという感じでしたが、このSpark and Echoは今までのMark lettieri独特の奇抜なRockリフもありながらJazzテイストが強くなりました。Snary puppyっぽいインスピレーションも少し感じますし、jazzならではの緊張感あるギターソロは、決して”ながら聞き”とかはできないインテリ感溢れるもの。
トラック9のEverybody Wants to Rule the Worldはとくにギターリストならワクワクさせてくれるような曲です。
一番の魅力はmarkのストラトとMilo Deeringのpedal steel guitarの掛け合いですね。エレキギターと同じようにピックアップで音を拾ってアンプにつなぐ楽器なんですが、音色こそ似ていても、どちらも”guitar”と名が付いていても、そのお互いがお互いに成りえない、その楽器ならではの気持ちいい所が盛りだくさんで、Miloのオブリガートも、テーマのハーモニーにも鳥肌前回です。
そしてバッキングのアコギはテイラーギターの12stringsですね。
たまに映像に出てくるfiddle(ヴァイオリン)もMiloが演奏しています。
ドラムはJason "JT" Thomas。彼はsnarky puppyのシーライト、ルイスと並ぶもう一人のドラマーで、ベースはwes stephenson。この人はthe funky knucklesというJazzバンドのベースです。
the funky knucklesのキーボードの はSnarky puppyにも参加していて、Snarky puppyのメンバーそれぞれソロ活動をしているメンバーが多く、ソロ作品には、これまたSnarky puppyのメンバーが何人か参加していたりして、もう大きなファミリーといった感じですね。
steel guitarも、ギタリストにとってはもちろん関係性の深い楽器で愛しのレイラのデュランオールマンのように 、steel guitarの表現力をギタリストとして吸収していくことは、一段上のギタリストとなるため必要なことだと思いました。
最後にMiloさんのすごいプレイ。