ニューバランス ジャパンは、ランニングシューズのフラグシップモデル「990」が2022年に誕生40周年を迎えることを記念して、これまでの歴代モデルを復刻する。
初代990(990v1)は1982年に発売、現在は990v5を販売している。復刻モデルは、バージョンと製造年月日を記したシュータン、バージョンを示すルビーレッドのタブ、マサチューセッツ州ローレンスの同社工場の時計塔をイメージした中敷き、シューズバッグなどの特別仕様で、ブランドを象徴するグレーのアッパーを採用する。
復刻モデルは6月17日に「990v1」を発売、以降「990v2」「990v3」「990v4」が順次発売予定。第1弾の990v1は3万6300円で、サイズは22.5~29.0、30.0cm。
M990 V3が一番かっこいい説
2012年発売されたM990 V3は、2008年にリリースされたMR993の時系列的後継モデルである。リリースに合わせ、初のnew balance ブランドブックが発売され、洗練されたブックデザインとクラフトマンのインタビューなどはnew balanceファンには一見の価値がある。このブランドブックは現在、中古市場で数百円程度から手に入れることができ、必ずや注目されることを予感し、買いあさって自宅には4冊ストックがある。
さて、個人的にも思い入れの深いV3。一番かっこいいと言っても正直992や993とはさほど変わらないし、それらを持っていればさほど飢餓感には襲われない。
しかしながら、更新されるデザインと機能性を纏いたいのは本能的欲求であり、V4,V5とリリースされるたびに心は揺れ動いてきたのであった。ファンであれば、考えるより買え、だが、それも躊躇うほどのイマイチなV4とV5のデザインは悩ませる。
まずV3である。このメカメカしさ、筋肉質なボリューム感、メッシュとスエードの配分が程よく、爪先にNBロゴも色があり、シュータンのメタリックなUSAプレートは、自分が何を履いているのか、いつ何時も自覚させる高貴な主観を提供してくれるのだ。Nロゴの大きさもちょうどいい、爪先から甲にかけて跳ねるようなフォルム、最高である。
V4である。
そしてV5。
いかがだろうか?仮に2012年V3を買った方々がこの記事を読んでいるとして、お尋ねしたい。V4やV5に心奪われましたか?
ずっと待っている。V3が再販されるその日を。待ちすぎて、待っているの上位互換マッチェルである。ちなみに自分のV3は発売日に購入してから7年、2019年の夏にソールが加水分解した。NAVYだったアッパーは5年も履けば何色だったんですか状態によりしばらく棚にしまったままであったがための結果である。ENCAPと書いてある部分を親指で押すと、まるでCGかのようにソールの中に指がのめり込んでいった悲しい夏の昼。当然か、と心の中で呟くも、悲しみからか、衝動的ゴミ箱へと投げ捨てたV3。寂しさだけが残っただけだった。
それってV3のソールですよね?
加水分解とは関係なく何気なくデッドストックを探すモードに入っていたその時期、2018に変なものがリリースされる。
M991とM1500のアッパーにM990V3のソールをつけたハイブリッドモデルがリリースされるのである。これでわかったのは、最近のMR2002がオリジナルソールの復刻でなかったことと同じようなことは起こらない。V3のソール作れるんじゃん。オリジナルカラーを出して欲しい。何を余計なことやってるんだ。誰が買うんだ。ZOZOでいつまでもSALEで長生きしているぞと。
とはいえ、2022ですよね
2012年にデビューしたのだから、当然10年後の復活でしょう。new balanceとして、こういった節目を雑には扱わない。もちろんMR2002もそうだし、M1300の完全復刻であるとか。ついでに言えば、M2040も復刻するのかなあと、ふと思う。
とにかくオリジナルカラーで出して欲しい。ずっと待っている。
ジョー・フレッシュグッズ、ボデガとコラボが。
え?そんなに?
そこからの歴代モデル順次復刻という一大事。