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モノとポップカルチャー、それっぽく言ったりたまに爆ディス

2020-01-01から1年間の記事一覧

映画『#生きている』酷評する前に見方を変えよう。批評・解説・レビュー

『#生きている』(#살아있다,2020)は韓国で6/24に公開され、その後Netflixを介して全世界に配信された。 ゾンビスリラーのこの映画の特徴は、非常に現代的な若者が主人公であることだ。ゾンビ映画の元祖、ジョージ・A・ロメロ監督(1940-2017)は自らが生み出…

映画『もう終わりにしよう。』がわけわからなかった人へ。解説・批評・レビュー

チャーリー・カウフマン監督による、Netflixオリジナル『もう終わりにしよう。』(I'm Thinking of Ending Things)。作家イアン・リードが、2016年に発表した同名小説の映画化である。 この映画は、孤独な老人が、猛吹雪の車の中で凍死していく直前、最後に見…

new balance MR2002が復刻か?

"WTAPS®"や"JJJJOUND"とのダブルネームも話題を呼び、new balanceのフラッグシップラインが再び大きな注目を集めている。2012年頃の盛り上がりに似たような感覚もありながら、更にnew balanceのMADE IN USA,Englandがハイブランド化していく気配がムンムンで…

PATRICKブランドイメージ戦略

PATRICKの歴史は1892年に始まり、128年の老舗ブランドだ。日本での販売が始まったのは1978年だが、この時のPATRICKの戦略は当時の日本の1970年代のシーンとは一線を画すものだった。 1978年、この当時はアメリカから『ジョギング』という言葉が輸入され日本…

『マリッジ・ストーリー』考察・解説・レビュー

ノア・パームバック監督によるNetflixオリジナル映画のマリッジ・ストーリー。 主演はアダム・ドライヴァーとスカーレット・ヨハンソン。アダム・ドライヴァーはスターウォーズシリーズで、日本でも2015年以降一気に知名度があがったが、個人的にはローガン…

new balanceの時代と世代、何を履くか。

数あるスポーツシューズブランドの中でも、今もなお母国生産を続けるブランドは少なく、new balanceは1906年にボストンでスタートして以来MADE IN USAのラインナップを数多く生産し続けている希少なスポーツブランドだ。 スニーカーも、機械で作る工程が増え…

【映画】あと1センチの恋をめっちゃ適当に考察する。

『いつでも好きって言えたのに...』 もはやあんな美女の幼馴染がいるだけで羨ましい。はよ好きって言えや、いつまですれ違っておるねん、あと1センチじゃろが!と突っ込みながらも、夢中で見ているのはなんでだ。 外から見ていればもどかしいが、本人たちは…

フォードvsフェラーリ 車好きとして

メーカーvsメーカーではない 作品賞にまでアカデミー賞にノミネートされ、いわゆるいかにもアメリカ映画、アカデミー受賞っぽさに溢れた作品だと勝手に想像したが、アメリカ万歳!フォード万歳!とはいかず、割とフォードをこき下ろしていて安心した。フォー…