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モノとポップカルチャー、それっぽく言ったりたまに爆ディス

2023-01-01から1年間の記事一覧

Netflix-終わらない週末 考察・批評・レビュー・ネタバレ

起こる事象のほとんどが妙にパラノイア(妄想)的で、鹿の大量リスポーンとか、サイレンのような爆音とか、テスラ無限玉突きとかで実態の無い恐怖の応酬なもんだから、あれこれって精神病的な話でオトされる?と途中でウトウト仕掛けた頃に、原理主義的(終末論…

『ぶこつ』亀田製薬株式会社——考察・レビュー・解説

『ぶこつ』亀田製薬株式会社 “餅を 1cm 内外のサイコロ状に切断、または前記の鏡餅で砕いた破片等を油で揚げた餅。揚げた後に醤油・薬味などをまぶして食べる。——wikipedia” 『ぶこつ』が美味しい。自分の人生を振り返ってみると、揚げ餅について深く考えた…

『不器用で』書評(解説・考察・レビュー)

『不器用で』 ニシダ著 テレビをほぼ見ないから、ラランドがどれくらいテレビ業界で売れているのかイマイチ把握してないが、サウナ室のテレビでラヴィットに出ているのは見たことがある。そこでニシダという男が面白かったか平凡だったかなど全く記憶に無く…

『サンクチュアリ-聖域-』考察・ネタバレ・レビュー・解説

おそらく、多くの若い世代にとって謎に包まれている日本の伝統的なスポーツ、大相撲。子供の頃から身近であるようで、裏舞台をあまり知ってはいない。何か厳しい指導があったり、強固な上下関係や破ってはいけない伝統がありそうで、ちゃんこを食べている。…

30周年『TOKYO STYLE/都築 響一』時代に取り残された一冊が今の時代を語るとき

『TOKYO STYLE/都築 響一』 ちょうど30年前に出版された——『TOKYO STYLE/都築 響一』——。サブカル的感受性の高い人が、20代を終えて大人になった頃に開くのがちょうどいい本だ。作者の都築 響一氏はポパイ・ブルータスで現代美術、建築、デザイン、都市生活…

GEL-NYCと非ヒップなasicsの動きを考察

売上高4.3兆円のNIKE、2.8兆円のADIDASは世界のアスレティックブランドTOP2であり、市場を食い荒らしている。その残り物を取り合ってきた多くの世界的アステレィックブランドの中でも、new balanceやsalomonのようなパフォーマンス志向のブランドがスニーカ…

ダウン症バービーは社会に何をもたらすのか?

“バービーと同じ体型を持つ可能性は10万分の1” バービーといえばウエストが細く化粧をし、真っ直ぐなブロンドヘアーといったイメージが強い。バービーのような体型を持つ可能性は10万分の1らしい。 かつてから多様性を表現していない、非現実的な美意識を広…

走ること、老人になった自分を創造する。

“老人になった自分を創造する。” 運動公園とか森林公園にあるジョギングコースは大変ありがたい。信号や歩行者に気を使わずタイムをとってベンチで休憩する。遠くに目をやるとありえない高さまで竹トンボを飛ばす老人が今日もいた。それも3,4人と複数いるこ…

Aimé Leon Dore×ニューバランスのレーニアの解説『Rainier』

New Balanceが変わった数年間 長い間、本当の意味でダッドスニーカーだったnew balanceはここ3〜4年その見方を大きく変えた。それまでnew balanceの芸と言えばアーカイヴのプレミアムな復刻止まり。確かにUSA製で厳選された素材、究極の履き心地持つモデルは…

“1906D プロテクションパック”からニューバランスを考察・解説

2010年に登場したMR1906 さて、この姿に見覚えはあるだろうか。2010年にリリースされた『MR1906』。1906年創業の意味を込めたこのモデルは記念碑的モデルで当時の最先端が詰まった“ランニングシューズ”だった。まだまだ2000年代名残の残る荒いメッシュにシル…

AIR FORCE1とLUNER FORCE1を解説

ルナフォース1が初めて姿を現したのは、2012年12月12日のこと。エアフォース1が30周記念のこの年に、現在(2012)の技術で、過去を祝うため生まれた。で、この“LUNER(ルナ)”はクッショニング素材の名前である。正式名称はルナロン。エアフォース1は気持ち程度…