スグループ

モノとポップカルチャー、それっぽく言ったりたまに爆ディス

2019-01-01から1年間の記事一覧

トイストーリー4 徹底考察・レビュー・評価

どんな物語だったのか? おもちゃとしての使命、おもちゃの行く末、おもちゃの幸せとは何なのか。一作目から変わらずに描かれてきたそれを、トイストーリー3よりもさらに深く掘り下げたものである。 そもそもウッディは、アンディとの絶対的な信頼関係のもと…

『このサイテーな世界の終わり』ちゃんと考察してよ!俺はちゃんと考える!考察・解説・レビュー

腹立たしいのは『このサイテーな世界の終わり』と検索すると「サイテー水準なドラマ、酷評」なんて書くサイテー水準なブログ記事が真っ先にヒットしてくること。サイテー水準と感じるのは自由だが、なぜそう感じるかきちんとアナライズせず否定的な単語だけ…

『僕らを見る目』解説・考察・レビュー

1989年に起こった『セントラル・パーク・ファイブ』という冤罪事件を題材にしたミニシリーズだ。5人の少年たちが逮捕されレイプした罪で有罪となりそれぞれ6〜14年服役した。その後にすでに終身刑となった男がこの事件について自供し当時回収された犯人のも…

ブラックミラー シーズン5『待つ男』考察・解説・レビュー

ソーシャルメディアが持つ危険性とは何か。デジタルコンテンツ時代に起こりうる問題は、現代では周知のことすぎて"テクノロジーがもたらす予期せぬ危機"とまでは言えず、他エピソードと比べて斬新な切り口ではない。設定が2018年とされているので、とりわけ…

『リム・オブ・ザ・ワールド』駄作だったで終わらせないでよ。解説・批評・レビュー

『金持ちの言葉だ、あんたは関係ない』 子供達が主人公なら外せないアイテムって言ったらやっぱり自転車。それは単なる小道具でなく、物語の中で子供達に与えられるエンパワーメントのメタファーである。ジョージ・A・ロメロが社会の混沌や人間の性を暗喩す…

シュガー・ラッシュ:オンラインが彩る現代的な論争 批評・レビュー・考察

ヒロインのヴァネロペはアドレナリン依存症で、広く知らない世界と刺激を求めていて欠乏感を感じている。一方主人公のラルフは、一作目で恵まれなかった自身の境遇に変革を起こし悪役としての仕事にもやりがいを見つけ夢の日々を送っているが、ヴァネロペに…

『レディ・プレイヤー1』スピルバーグが望んでいること。レビュー・評価・考察・解説

大人気のヒット作ってのはなんかこう、いろんは人が様々に解説、レビューしているから書く気が起きない。もちろんどんな映画だって自分なりに感じていることはあるんだけども。もともと正しい評論を書こうとは思ってないし、自由に書きたいことを書ければい…

ザ・サイレンス 闇のハンター ボロクソに酷評・レビュー・批評・考察

『DON'T MAKE NOISE』ということで「ドント・ブリーズ」、「クワイエット・プレイス」、「バードボックス」などの『◯◯しちゃダメ』系のドントムービーとでも言えばいいか、それ系に分類されるB級クソ映画です。 最近のドント系映画は、一時期流行った死から…

ブラッド・スローン レビュー・考察・批評・ネタバレ

『ゲーム・オブ・スローンズ』のニコライ・コスター・ワルドー、『ウォーキング・デッド』のジョン・バーサル、『バーン・ノーティス』のジェフリー・ドノヴァンが一同に会し、海外ドラマキャラクターの強いイメージからいち早く抜け出せ合戦みたいな形にな…

ブラックミラー『クロコダイル』考察・批評・解説

ドラマのカテゴライズは話が続くストーリードラマと、一話完結型のコンセプトドラマがある。で、この『ブラックミラー』は一話完結型でもコンセプトドラマというよりアンソロジー。詩集のように様々な登場人物と舞台設定のエピソードがあり、それら全てが『…

ブラックミラー:バンダースナッチを考察する。レビュー・批評

Netflixより『ブラックミラー:バンダースナッチ』。なにも知らずに見始めたもんだから、選択肢が現れた時はわけがわからなかった。最初の『どちらのテープを聞くか?』という問いで、選択したほうのテープがBGMになった時Netflixすごい!と小学生みたいな感…

ランペイジ 巨獣大乱闘に突っ込みたいーレビュー・考察・ネタバレ

Netflixに『ランペイジ 巨獣大乱闘』が追加された。AVタイトルみたいなこちらの映画にはドウェイン・ジョンソンやジェフリー・ディーン・モーガンが出演しており、映画館で見たかったかと言われるとそうではないが、Netflixで見れるぞと言われるとサラっと再…

「ポーラー 狙われた暗殺者」の考察・レビュー

Netflixの映像コンテンツ事業拡大化は止まらない。というか王者だ。今や全世界で会員数は1億人を突破...1億人が約1000円を毎月払っているってことは、そりゃハリウッド顔負けのドラマや映画が量産できる。それにスポンサーが無ければ攻めに攻めた内容もやれ…