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モノとポップカルチャー、それっぽく言ったりたまに爆ディス

1000 CHAIRSの図鑑的魅力とダサい部屋。

 

洋書っていうのは、どうだろう。

 

どうだろう?っていうのはPOPEYE的な『提案』ではなくて、なんかイキってませんか?という『疑問系』である。そんな疑問を心の片隅に置いておきながらも、やっぱり洋書の建築・アート・ファニチャー等の分厚いカラーブックは、部屋に置いておくとそれっぽい。ここで核心である。“それっぽい”で置くことがダサいのである。部屋というのは、その人のパーソナルであるわけで、どういう人物かがモロに出るのである。弾けもしないのに置いてあるギター、乗ったことないのにスケボーテーブル、バチェラー・ジャパンとか楽しみに見てるのにバック・トゥ・ザ・フューチャーのポスター。言い過ぎか。

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1000 CHAIRS。その名の通り19世紀から著名なイスを1000個カラーで掲載されていて、パラパラ巡り始めるとキリがない。分厚くて所有欲も満たされる。で、自分がファニチャー関連のデザイナーでもやっていれば、この本が自宅にあることがかっこよくてオシャレなのかもしれないが、残念なことに家具やインテリアは大好きだけど、人よりちょっと詳しいくらいだから、イキってんじゃねえって言われそうだ。

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でもやっぱり、こういう本は大好きで部屋に欲しい。一つのモノやカテゴリを大量にリストした本とかは誰だって楽しいだろう。大人になったって深海魚や世界の昆虫図鑑は見ていて楽しいはずだ。1000 CHAIRSは表紙もカッコいいし、色もいいし、存在感も抜群である。掲載されているモノの中でお気に入りが見つかって、いつかこのイスを欲しいなって思いが生まれて、そのイスを遂に手に入れた時に、1000 CHAIRSが置いてあることがかっこよくなるのではないか。とりあえずストーリーができるから。

エクソシストのポスター

ちなみに自分の部屋にはエクソシストのポスターが額に入って飾ってある。これは最高にカッコいいと思っている。エクソシストと言えば、公開当時アメリカでは上映中止になったり、観客が体調を崩したりと最恐のホラー映画として金字塔的存在だ。

この映画を小学生1年生の時に見てしまった自分は、何年もトラウマに悩まされた。1人の夜、風呂、トイレ。どこでもリーガンの顔が頭に浮かんで恐怖に襲われてしまう。今でも、身構えないと見れないほどトラウマだ。その映画のポスターを飾る。しかもLサイズ(24*36in)で。苦手なことへの挑戦、トラウマの克服。